君たちが新たな時代のアイコンであると信じて
一冊の本を読みました。
昨年の夏に購入してからずっと積んでたものです。
コミュニティ論の話なんだけど、今ゆるやかに時代の転換期が来ているという話から、これからの未来におけるコミュニティの可能性を説いていく話、だと思う。ざっくりはイチからコミュニティを作るうえで読んでいるといいかもって内容。
本の紹介や説明は苦手なもんで、許して。
自身の専攻分野の関連本であったので手に取ったものの、今日ここで話したいこととこの本の最終的な結論は異なっているし、そもそも話そうとしていること自体、途中で思い立ったものなので、筆者の意図とは違う文脈になってしまっているかもしれない。(実はまだ読了していない)
あとこの本の中に一瞬ジャニーズのお話も出てくるよ、ほんと3行ぐらい。
ただ、これ読んで確信した。
ジャニーズWEST、絶対に売れる。
本著の冒頭で、これまでベースとされてたコミュニティが崩壊して、時代に合った新たなコミュニティが必要、ってとこから話が始まるんだけど、村社会の地域コミュニティがまぁ私が生まれる全然前から喪失して、終身雇用が保証されてた時代も、働いて結婚して家庭を持って子育てして退職してっていうテンプレももう消えたじゃん?
単身世帯が増えて家族ベースのコミュニティだって一昔前より薄弱になって、今人々は孤独ですよねって話なの。
自由を手に入れたけど、その代わりに安全と安心を失ったよねって。
私の勝手な解釈に過ぎないので異論は認めるから怒らないで。
あとこれから書くことには想像や偏った知識に基づくものも含まれるのでご了承ください。(コンプラとは)
情報へのアクセスが簡単にスムーズに行えるようになって、あらゆるものごとが同じ次元で完結するようになったから、便利になった一方で、同じだけ危険にも晒されるね、ってこれは書いてはなかったと思うけど、でもみんな思ってるでしょ?知らんけど。
私達はいろんな情報を得られるようになったことで、いろんな生き方や正解を知って。一元的な価値がなくなって、何が善で何が良くてってのが一概に言えなくなったと思うんですよ。
生き方にしても、普段の生活にしても。
だってこないだ見たぐるナイ、味のしみた美味しい大根のことを、チョコプラのどっちかが「(おいしくて)にんじんみたい」って言ったんです。え?大根の上位互換にんじんなの???ってなりません?私だったら大根の方がもともとおいしいものだから?そんな感想出ないんですよ?まぁ全然いい例えじゃないのは分かってます。
いろんな選択肢が目の前に拓けて、それを前述の本では情報の爆発と呼んでるんですけど、あまりに短時間にそういう状況に放り込まれてしまったものだから上手く適応できずに身動き取れなくなったりしてる人たちも少なからずいると思うんです。
価値が多様化して、それだけじゃなくて、価値基準そのものがその人となりを表すアイデンティティへと変わって、そんな時代の転換期の我々が一番求めているものは安全安心なのだと。
コミュニティにおける安全安心自体も多様性があるので、著書ではかなり抽象化して「それぞれの人がどんな行動をするのか、予測できるようにすること」と説明されていたんですけど、まぁ今回は無視です!
私たちの前に選択肢が拓けたことで、また価値自体が多様化したことで、誰かのベストが必ずしも私のベストやベターでない状況が起きやすくなった。
ジャニーズWESTが売れる、と確信した根拠ってこれなんですよね。
価値の多様化によって、いろんな枠組みが縮小していくと思っていて、地下アイドルなんかその典型じゃないですか?いろんなセールスポイントでいろんなニーズに合わせることで一つ一つの単位が縮小してる。
テレビや雑誌なんかもそうかなって思います。家族団欒で見るバラエティなんてやってたって今や誰も見ないですよね、youtubeもHuluもNetflixもDAZNもあるのに。雑誌だってそれぞれの個性をより洗練してピンポイントに絞った方がコアなファンがつくかなって。
そうなると一番最小単位にした場合、個人になるわけで。ただ、絶対価値のない時代に個人でしなければならない選択ってめちゃくちゃ多いじゃないですか。学校に始まり、就職するしないも、結婚するしないも、子を持つ持たないも、セクシュアルも、全部選択していいよ!って急に言われたって、そうでない教育を受けてきた人間には対応しきれないこともある。と、思う。
あれ間違ってたかも、とか、なんでいつも私ってこうなんやろ、とか、見知らぬ誰かが急に言葉の暴力ぶつけたり、見知ってる誰かが急に面と向かってだと言えないことを指先一つで言ってきたりもするし。まじでストレスフルな社会じゃないですか。
そりゃそんな環境でこれが善!これが悪!って教えられてたら?選択一つでも神経すり減らすし摩耗するし。
でも、ジャニーズWESTって、君らしくいることを強く肯定してくれる(それも恐らく意識的に)グループだと思うんですね。
SexyZoneさんなんかも、個性をすごく大切にするじゃないですか。あと否定しない。
これがこれからの時代の1番揺るがない価値になるかなと思っていて。(価値の多様化とは矛盾しますが)
もちろん今までも個人を受け入れるという風潮がなかったわけではないですが、限りなく個人を社会の風潮に合わせることをベースに考えられていたので。
ええじゃないか、なんつー圧倒的に肯定と承認の意味合いのタイトルがデビューシングルで、1月末に発売したホメチギリストはメンバーが「原点回帰した」と言った楽曲ですが、自分を褒めちぎれよっていう曲なんですよ。頑張ってんねんから、って。
以下は歌詞の一部です。
さすがさすがやで バシッと頑張った!
昨日昨日まで お疲れ様!
忘れていた その魅力に 気付きましょ!
この現代人に薄れている自己肯定感を底上げしてくれるような曲、きっと当てはまらない人いないでしょ?みんな頑張ってて、お疲れ様!で、ちゃんと自分の魅力に気づいて、自分を好きになるべきじゃないですか。
また、4/24に発売が決定したシングル、アメノチハレでも「キミはキミのそのままを信じて進んでいけばいい」というメッセージが込められているそうで。
ジャニーズWEST:「白衣の戦士!」の主題歌担当 出演の小瀧望「たくさんの方に聴いていただきたい」 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
自分を認めること、受け入れること、愛すること、信じること、って難しくされがちだけど一番大切な感情だと思ってるので、それを何度も何度も歌にしてくれるジャニーズWESTの時流との親和性めちゃくちゃ高いはず。
応援ソング、を歌うアーティストは数多くいると思います。でも、ここまで自己肯定感を養ってくれる曲歌うグループってなかなかいないと思うんですよね、ホメチギリストに至っては、作詞の段階で入れたいニュアンスを制作側に伝えたような話もしてましたし。
何のタイアップもされてないあの曲を5周年を前にシングルで出したってことは、やはり、これが俺たちの進むべき道っていう指標のようなものなのかなと。
自分を好きになれれば、自分の好きなものが分かって、そうすれば自分の選ぶべき道、自分にとって最善の選択って簡単になると思うんですよ。私はそれを信じて学生時代過ごしてきましたし。
自分の好きなところ10個あげろって言われたら言えますからね、わたし。
また5周年を前に発売されたアルバム、「WESTV!」に収録されている「間違っちゃいない」もめちゃくちゃに聞いている人を救ってくれる曲だと思っています。
どの年代でも、どの局面の人にも当てはまる、間違っていないよと後押ししてくれる応援ソングなんです。それを、他でもないジャニーズWESTのセンターが作詞曲してるんすよ。ジャニーズWESTの心臓は俺!と強く言い放てる子が、この曲を書いたんですよ。
君は君で君なんだ
間違ってもいい
間違ってもいいんだ
頑張れなくていい 嫌になったっていい
情け無くていい ダサくていい
怖くなってもいい
どんな自分だっていい
重岡くんは、「自分のことを否定したくなったり、何もかも投げ出したくなった時、そういう気持ちになることは「間違っちゃいないよ」という想いが詰まった等身大のメッセージソング」って言ってるんですけど、こういうことを世に発信していける子がセンターにいるんです。WESTの色をつける、主人公みたいな子が、そういう意識を持てること、本当に強いし、未来は明るいと思います。
そんなグループの未来も。
きっと、私の期待するような未来が来るんだとしたら、その未来を象徴できるのはジャニーズWESTみたいなグループだと思います。
国民的友達、を目指している7人の未来が、国民の安心や安全を後押しできるような、自分という存在を肯定して確信できるような、そういうものに価値あると交わればきっと、新たな時代のアイコンになるんじゃないかなと思います。
嵐は少なくとも、平成の民主主義で平等で愛のある時代の象徴だと思うんです。
私の生まれてからの20年ぐらいを端的に表象していると。それが世間が求めていたものだからこそ、今の地位を確立したんだと思います。
だからジャニーズWESTの信念に、どうか時代が早く追いついてくれるときを楽しみにしてます。