拗らせヲタのとはずがたり。

夢を売る王子様に堕ちたヲタクが、突然発生的に徒然なるままに語ります。

世界一遅い『WESTV!』感想文を書きました

どうも。ご無沙汰しています。

2日間の短い短い私のWESTV!が多分昨日終わりました。多分(制作開放か譲り見つからないかなーという期待)。とぅんとぅぅんです。

という下書きをしてたんですけど、なんと制作開放の運が降ってきていけましたょ!!!!

 

そして、おそらく世界一遅いWESTV! 感想文を書きました。

途中まではしっかり直後に書いていたけど、お蔵入りしていた下書きを引っ張り出して、あまりに現場がないのでここでその鬱憤を晴らします!!!!!!!

 

行くたびに思うんですけど、ジャニーズWESTさん今年もやってんな?!?!過去最高得点叩き出したな?!?!と感じたので、恒例のキャッチコピー付き感想文をしたためます。(2回目)

 

 

  • ついに名前を与えられた恒例化した大合唱

今回のツアーでついに名付けられましたね、JU(ジャスミングアップ)(ジャス民+ウォーミングアップ)。開始は平均10分前、今回の大阪ではどれも、ええじゃないか→粉もん→ホルモンの3曲でした。今度初めてライブ行くねーん!って方は是非参考までに、この辺りの歌詞と手振りを覚えておくことをオヌヌメするょ☆

ちなみにこれ、大合唱部分はええじゃないか大サビの「もう一回!」のワンフレーズです(嘘です)

 

  • 帰ってきたOP映像、強火で一気に炒めるジャニーズ中華スタイルWEST

 

 WESTivalで捜索願が出されていたオープニング映像が帰ってきたよね、まずね。いや、WESTivalでも映像はあったけどあれは本人映らないのでノーカン。やっぱりJUで温まった会場を、OPで一気に強火点火して、一発目に特効をぶっ放すスタイルはさながら中華。流星ちゃんのだいすきな空芯菜炒めでも作る気???(?)

 

テレビの中から重岡さんが「おぉさかぁああああああ!」って呼びかけるの、本当に文字通りテレビの中の人が現れたって感じで、そこからのスタートダッシュは圧倒的に「No.1 誰より早く 駆け抜け トリッキーなプレイで世界へ向けスタートダッシュ」が似合いすぎてる。いったれやったれナンバーワンへ!果てしない夢を見る、俺たちジャニーズWESTの地図を!突き進め!ってまさに5周年を迎えるWESTに相応しすぎる1曲目なのでは。「ジャス民向けスタートダッシュ!」で自分の足でメンステからセンステへ走っていくジャニーズWESTさん、大好きなWESTさんだったわ。

 

 

  • ファンの声で始められるデビュー曲

ずっとずっと思っているんですが、デビュー曲を、ファンの声で始められるの素敵すぎませんか?概念として生きるセンター重岡くんの「せーの!」に対して、誰も疑うことなく「ええじゃないかぁあああああ!」って叫べる空間、本当の意味での全方位敵無でいつも涙腺がゆるっとなる。素敵なデビュー曲で幸せだよ、誰がなんと言おうとな!

 

 

パーリパリパリはカタカナ叫ぶのに必死だったけど、自担が超可愛かった上にカッコつけてティラノサウルスみたいに走ってた(頭ぐわんぐわんしながら走るやつ)のかっこよかったです。

ピザ半分こであーん!するためにピザ頼んどいたよ!

 

 

  • 主人公を作ることを厭わないWESTの自信

珍しくしげちゃんが冒頭挨拶の締めをすると思ったら、さっきまで太陽みたいに眩しくキラッキラしながら、熱く熱く燃えながら、我々客席とぶつかり合ってたとは思えないよってぐらいに、すっと温度を下げた表情で赤黒い背景を背負って指鳴らし、からのモニターへと視線が移される。映像には記憶に新しいしろちゃん(神ちゃん)が屋上から身を投げて、イントロ。ジャニーズWESTを応援していればおそらくわかるであろう、かみしげ主役の1曲。

 

ステージ見てるとそこまででも、モニター見てると分かりやすい。流星ちゃんがラジオで、いかにかみしげにフォーカスされるかの微調整はしている、みたいなことを言っていたから本当にかみしげのための1曲にしてるんだと思う。最後のにぎにぎで重岡くん越しの神ちゃん、という2人だけがモニターに収められているのも、そういうことだなと。

 

そういう演出を許さない他担がいない(あるいは少数派である)ことに対する自信すごくない?プリンシパルのときも思ったけど、誰かにフォーカスする、を普通のシングル曲で極端に演出できるWESTさん、ファンに絶対的な信頼を寄せているよな?WESTさんの、ファンに対する理解が基本的にいつも正しいとこ、大好きだよ。

 

 

  • MADE IN WESTの精神とポテンシャル

 

イントロとともにそれに勝る勢いの歓声が沸き起こったDrift!! トモヒロさん振り付けの一曲。

まず、これはアルバム発売されたときからオシャレすぎて大好きだった。めちゃくちゃオシャレ!嵐さんみたいで、こんな曲歌わせてもらえるなんて!と感動したんだけども。

まぁ、トモヒロさんの味付けの秀逸さたるや。

 

曲名にちなんで、車に乗り込みドライブして車を降り鍵をかけるまでの1セットのストーリーとして成立させてる脳みそがやばい。まぁいぼっこのときも歌詞の意味を大切にした振りは多かったけど!

これに関しては語彙力が追いつかないので早く円盤化されて見せて回りたいんですけど、とにかく頭からケツまで完璧に世界観を壊すことなく、でも今までのジャニーズWESTさんにはなかった新鮮な振りになってるんだよ。個人的に好きな振り付けはアウトロ。横1列で7人並んで、パーキングに車停めて出るってのがめちゃくちゃ洒落ててスタイリッシュで好きだった。

あと自担のお話をさせてもらうと、まず「すべて転がしてくDrift!!」の「ころ゛がしてく」の雄みと、ドルフィンでかなりの高さから着地してかなりの高さ足あげてるのがだいしゅぴでした、、、思い出しただけで、5000回ぐらい寝返りしちゃう。小瀧くんの「転がす」はでんぐり返しよりも寝返りって感じだもんね????(語彙)

 

 

それから、失恋バラードソング赤いマフラーが始まるんですが、後ろに流れるイラストの最後のクレジットに照史くんの名前。

まず、WESTの歌唱力をまざまざと知らしめるコーラス以外にほぼユニゾンなしの構成。自担小瀧くん、冒頭以降なかなか出番が来なかったんですが、一人一人の魂こもった歌声に会場全体が酔いしれていたのでノープロブレム!つーかジャニーズWESTさんハモリがうますぎでは?全員が全員上でも下でもハモれるって何????

 

ってパッと画面見ると、「最後の言葉はまだ言えないけど」でケータイの画面から「ありがとう」の文字が浮かびあがり消えるイラスト。やっべぇ〜〜〜〜(知能指数2)って胸がぎゅぎゅってした。

 

 

 

振り付けにしてもアニメーションにしても、創作することへの性癖への刺さりようがやばい。芸術は性癖と隣り合わせと思っている節がありますし、趣味程度ですがダンスをしている身からすると、ダンス観は彼がどう見られたいかの表出であり、かつ彼自身が色気を感じる趣向の表れでもあると思っているので、性癖にぶすぶすとささる。かみてゃはかみてゃぽさが全開。絵のことはよくわかんないけど、出てくる女の子はあっくんの趣味って感じしてた。

 

 

  • 名曲初恋を聞くだけで笑える曲に変える魔法、予定調和で終わらないWESTマジック

 

ざざざっとザッピングされるモニター、重岡大陸がめちゃくちゃ気になったのに一向に見れる気配がないので、公式さんお仕事待ってますね。パンダコーナーは自担一回も引き当てられなくて涙した。去年はあんなにプロポーズガチャついてたのになぁ。円盤で見れるの楽しみにしよ!からの!占いコーナー!コントコーナー!定番化していこうとしてる気がするコントコーナー。緩急がつくしオタクは一旦座れるし、とてもいいと思います(誰)

 

ここで1年半寝かして、今や円盤も手に入れてしまいましたが、次のツアーまでに絶対書き上げるというそこそこ強めの意志のもと、再びキーボードを叩いています。

 

コントコーナーの経験は浅いので素人の戯言ですが(全文素人の戯言)、ジャニーズWESTさんこういうバラエティ色求められる時のバランス感覚の良さ、最強じゃないですか?発案どこまでか分からんけど、毎回変化をつける箇所と安定させる箇所の量とタイミングと内容、その上で誰かメンバーがノってきて変化球投げたら参戦する組とブレーキ踏む組にザザっと別れる感じチーム力!!!って感じ。5年目でこれって20年後にはバケモンになるんでは?????

 

ほいでその中でも初恋の使い方、誰が予想した?自担に関しては歌唱中ほぼ顔出ししてないんですが?いつも予想の斜め上超えていくの、あまりにも予定調和に収まらないグループ。そんなところが好き。発想の予測できなさが好き。

 

 

それからの粉もんはセトリ上だとカオスなのに違和感なく踊っていた自分がいる、スムーズに受け入れてしまったのが悔しい。

 

 

 

ライブでは新しいことに挑戦したい。それを言葉として見聞きしたのはちょうどこのツアーあたりだったと思う。慣れを作らず、常に新鮮に、そして成長の機会としてのライブであるように、と語る自担、人としてのかっこよさが眩しい。ツアー初日前から各誌インタビューなんかで今年は大きなチャレンジをすると公言していて巷をざわつかせていたのぞむが、あっくんとのユニット曲月詠で披露したのは台宙(高い場所からのバク宙着地)だった。184センチという高身長、それに台宙は愚かバク転すらやっているところを見たことがなかった。言葉を選ばずにいうと、とんでもねぇ無謀さ。さすがにストイックが過ぎる。体が大きい分負荷もかかるし、初挑戦。のぞむママが見てられなかった気持ちがわかる。でも初めて目にした自担の台宙、超美しかった。綺麗な弧を描いていたし、超安定してた。ただのオタクが心配するなんて烏滸がましいくらいに綺麗だった。

 

好きな男が宙を舞う画、めっちゃいい。ああいう一種の暴力性はとてつもなく美しく見える、岡本太郎は正しい。芸術は爆発なんだよ。

 

 

途中は割愛して、間違っちゃいないの話をします。初めに、私は重岡大毅さんについて語れません。彼は言葉で語る人ではないと自覚してます、しかし語らざるを得ない程の情動を与えるのもまた彼によってなのよ。初めてこの曲を聴いて、息を吸う音から、「涙一粒」までの2秒で泣いた。一瞬ただの実況だった。作詞曲重岡大毅ジャニーズWESTの心臓は俺と語った彼が、まさにジャニーズWESTの心臓そのものみたいな言葉を曲にしたんだと思った。

あなたはあなたで、それは疑いようのない真実で、だからあなたの歩む道も、そこを選んだ迷いも何一つ間違っていない。その言葉は、きっと自分や自分たちにも向いていて、彼の知る誰かにも向いていて、そしてこの曲を聴いた全ての人に向いている言葉で、ただ私がここにいるということを肯定するためだけの歌。ここにいたくないという思いもきっと肯定してくれる。もしかして間違っちゃいないって哲学でもあり神学でもあるんか?100年後には倫理の教科書に載ってるかもしらんし、2000年後には歴史の教科書に宗教として載るかも。(いやあり得ない、とは言い切れないbyぺこぱ松陰寺)

 

無数の光を背負って立つ重岡大毅さんは、いつも眩くてその形も色もはっきりと見えないけれど、この曲はその輪郭を映した影みたいな存在でもあるし、それでいて彼の背負っている光そのものみたいな存在でもある。やめろこれ以上話すと私の中のポエマーが暴走してしまう。

 

 

  • この上ないリアルの後に超精巧な虚構を持ってくるのやめてくれ高低差で死ぬ

 

めちゃくちゃ等身大のはまかみしげユニット曲の後に、テッカテカの王子様衣装に身を包んだお兄ちゃん二人が出てくるの、リアルとフィクションの高低差で死ぬからまじで悪い(最高)。さっきまで頬を伝っていた謎の涙が一瞬でカッピカピに乾く。気付けば大声で「じゅんにーちゃん!」「りゅうにいちゃん!」って無意識にコーレスしちゃうあたり、オタクって怖い。僕は熱めのココアをふんわり肩にかけてくれるりゅせじゅんお兄ちゃんどっちも欲しいですし、おまけに弟ののんちゃんもつけてください。現品で構わないので。

 

 

  • お兄ちゃんに包まれていたボンテージ

 

お兄ちゃんの後、キラキラアイドル全開にしてパーらぶを歌ったと思えば、その下に隠されていたのがボンテージ風衣装なんて誰が想像できる?西川貴教もびっくりの展開じゃん。そんでしっかり布の面積があるのにすっごいいやらしく見えるのはなぜ?自担がえっちぃくて困る。

そんで鑑賞に浸っている場合じゃないのがおもろい。7人を前にして、予習の成果を発揮して自然に踊ってるオタク、牢の中でボンテージ衣装で踊り狂うWEST。どう考えても気が狂った空間じゃない?お互い愛のスレイブすぎんだろ。

 

  • 全ジャニオタが好きそうな曲を、シレッとセトリインさせるジャニーズWEST

 

言わずもがな、YSSBの話です。これは一緒に行った嵐ファンも認めるジャニオタが好きそうなぶん殴りソングなんですよ。脳天を、ぶん殴る威力という意味です。7人それぞれがキメを作るパートがあり、ガッツリ踊る。雄叫びもあって(?)オスを全面に感じられる、フェロモン大放出ソング。脳天直下型地震が起きる。

ほとんどのグループがこれをセトリにインさせるなら大勝負かけましたみたいな作りにすると思うの、フリも長めで、インパクトを残せるようその前の楽曲は少しソフトめなの持ってきたり。多分。それがまさか、愛の奴隷→あかんラブ→インター映像→YSSBってマジか?千鳥じゃなくても癖がすごいんよとしか言えん。その後も傷だらけの愛入れるからね?あくまでセクションの一部ですよみたいな。4曲揃って大癖なんよ。成り立ってしまうのもすごいけど、こういう入れ方をしようと思う心意気がすげぇ。

この前はお兄ちゃんとか言ってるから。後半戦に入ってからの畳み掛けがえぐい。魅せるためには考える時間を与えないところ、ジャニーズを感じる。

 

  • 点呼するオタク、ジャニーズイチの声出しできそう

 

この曲、オタクによるメンバー点呼から始まるんですけど、それを書いたのが神山智洋さんっていうのがまたたまらないわけよ。オタクの声にレスポンスする存在であり、サビではオタクにレスポンスさせるの、双方向の、相乗的な関係を見出してくれていて嬉しい。もちろんメンバーの誕生花の花言葉を歌詞に入れていたり、ジャスミンまで入っているともぴよちゃんらしさも超好きなんだれども、この曲で会場駆け回るジャニーズWESTとそれを見るオタクの空気が何よりも好き。ジャニーズのコンサートにしては珍しいぐらい歌って踊ってを自由に楽しんでる、出演者か?ぐらい声出してる。

 

  • 私的WESTV!ツアーで化けた曲ベスト1

 

この曲、今回のツアーで一番化けた曲だと思う。私的。ミディアムバラードでライブで化けるなんてないと思ってたんですが、音源で聴くよりも断然力を持って私に届いた。青空願ってまた明日。このツアーで大好きな曲になったから、元気出したい時はまず最初に聞く。

自担の「大丈夫大丈夫」って言葉がこんなに強いって知らんかった。

とぅんとぅぅん on Twitter: "青空願ってまた明日、がわたしの中で結構「ライブで化けた」曲なんですけど、あんなバラードが。小瀧くんの「大丈夫大丈夫、君の声がきっと誰かを笑顔にする」がすごく胸に刺さる。多分何回目?ってぐらい言ってるけど、あの時の表情がやばい。"

 

この曲歌うジャニーズWEST全員いい顔している気がする。顔がいいのは当たり前なんだけど、さらに表情が良くてより沁みる。とんでもなくアイドルだなと感じた。ライブ全編通して一番アイドルを感じた。清く正しく美しく、の三拍子が超綺麗に揃った一曲。今はYoutubeでも見れちゃうからすげぇ時代になったわね。https://youtu.be/BlBKZMJxA9c?t=1654

 

  • 総括

さて、ここまでで約6500字らしい。オーラスから1年半も経ってるし多くの記憶が円盤によって脚色されてしまっているので、何も見ずに書ける範囲で書いてみた。だからアンコールとか、途中何曲がぶっ飛ばしてる。かなりタイムラグのある感想文になったけど、その間ジャニーズWESTのライブが一度もなかったことの方がやばい。現場欲しい、早くみんなで集まって自由に楽しめるライブい行きたい。いつもの現場ができず、配信という形を取ったからこそ増えたオタクは多くいると思うけど、やっぱりライブは生がいいし、周りにオタクが欲しいし、そのあとは感想をアテにして美味しいお酒を飲みたいんじゃ。

そして公式さんにお願いですが配信の日程早めにください。急に開けられない場合もあるからよろしくな。

 

卒論書こうと思ってはてブロ開いた私が悪いけど、まさかはてブロ4000字進めるとは思わなかったな。

世界一遅いWESTV!感想文、読んでいただきありがとうございました。明日からは自担の主演舞台エレファントマンの幕が上がります。無事見に行けそうなので、また感想文書くんだろうな。1年半後とかに。